オンオフ問わず幅広いシーンで使えるジャケットを快適に着まわそう
リモートワークがすっかり定着し、働く環境も装いも大きく変わった。とはいえ、好印象を勝ち取る為には、タイドアップはもちろん、タイをしないまでもオンラインミーティングに対応できる、きちんと感は必須だ。それでいて着心地は超快適で、オンオフ問わず幅広いシーンで使えるジャケットがあれば……。
そんな都合のいいジャージー素材のジャケットを、イタリアの一流ブランド、ボリオリで見つけた。
1890年代に創業したボリオリは、強豪ひしめくイタリア勢の中でも人気が高く、アンコンジャケットブームの火付け役として知られる。中でも、有名なのが1990年代に流行していた洗いの加工をドレス服に応用したモデル「コート」から派生し、2003年に生まれたモデルがこの「Kジャケット」。ウールやカシミアなど、高級素材でジャケットを縫い上げた後、染色加工を施すことで新しい質感を表現した。伸縮性を持つウール×ナイロン混紡のジャージー生地は、非常にライトながらも端正な印象を作り上げてくれるので、タイドアップスタイルにもぴったりだ。
デニムにタートルネックニットを合わせた軽やかな休日カジュアルにもジャージージャケットならリラックス感のある装いが愉しめる。奇をてらわないスタンダードなデザインなので着まわしやすく、幅広いコーデに合わせられるのだ。
(撮影=伏見早織 スタイリング=宮崎 司 文=伊澤一臣)