雨天こそお洒落日和

傘に宿る美意識

Atto Vannucciの傘

フィレンツェが拠点の「アットヴァンヌッチ」といえば、通常の倍近い生地を使用し、ふんわりとした立体感で美しいドレープを描くセッテピエゲ(7つ折り)タイで知られる。今回、男の胸元をエレガントに仕上げてきた美意識が傘に宿った。
タイ生地選びで培ってきた審美眼を頼りに、日本の生地メーカーとともに傘に合わせた生地を新たに開発。独特のハリコシと艶感を漂わせている。
シャンブレー調のソラーロ地の傘の手元にはオリーブの木を使用。黒を織り込んだネイビーの手元はカエデを使っており、木ならではの温もりが心地よい。また、最近では見かけなくなった仕様だが、木製のシャフトに線はじきという部品を使用。
スッと滑らかに傘が開き、開ききった瞬間にピンと生地全体に緊張感が走るのも小気味よい。傘をさす所作までもが美しくなりそう。クラシックを愛する紳士は雨の日でもお洒落を愉しむものなのだ。


こちらはメイドインジャパンで、かつ和傘の構造を取り入れた設計に。骨にはカーボンを使用し、約380gと非常に軽量ながら強靭。また、傘と同生地のカバーに収納するとより細いフォルムとなり、凛とした佇まいに。

撮影=若林武志 ⽂=⽥上雅⼈(編集部)

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